東京メトロ銀座駅のA1出口を出て、すずらん通りを3分ほど。ビルの3階に「SHINOWINE」はある。オープンは2025年3月。オーナーの池部紫乃さんは銀座の老舗クラブに12年以上勤めたのち、2022年度に日本ソムリエ協会のソムリエ資格を取得し、2024年にブルゴーニュとシャンパーニュを巡って、この店を開いた。カウンター8席にソファ2席、全10席の小さな空間だ。
ワインはブルゴーニュとシャンパーニュが軸で、グラス1杯から頼める。ただ、この店で意表を突かれたのは料理のほうだった。ワインバーにありがちな乾き物や小皿ではなく、グラタンやカレーといった、腹にしっかり収まる皿が並ぶ。看板は牛肉の赤ワイン煮込み、ブッフブルギニョン。1年かけてレシピを詰め、パリで1番と評された店の味まで確かめにいったという。料理は池部さんが1皿ずつ手作りしている。予算はディナーで1万円台が目安、これにサービス料10%とチャージ1,500円が加わる。
営業は平日18時から翌2時まで、料理のラストオーダーは1時。深夜にきちんとした一皿が頼める店は、銀座でも案外少ない。二人がけのソファ席からはすずらん通りが見下ろせるという。全席禁煙で、20人以下なら貸切もできる。
ワインを飲みにきたはずが、気づけばご飯で満たされて帰ることになる。1軒目にも2軒目にも振れる、使い勝手のいい1軒だと思う。
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