JR新大久保駅から徒歩1分ほど、百人町のビル1階に「韓国式屋台料理 iポチャ」はある。店名の「ポチャ」は韓国語で屋台を指すポジャンマチャの略で、その名のとおり現地の屋台をそのまま室内に移したような造りだ。営業は17時から翌朝5時まで、定休日なし。新大久保で2軒目、3軒目として名前が挙がる店である。
名物は「昔の豚カツ」。韓国の洋食店で長く親しまれてきたスタイルで、薄く叩き伸ばした肉が皿を覆い、とろみのあるブラウンソースがたっぷりとかかる。日本のとんかつとは別の料理と考えたほうがいい。スンデ炒めは、豚の腸に春雨などを詰めたスンデを、野菜とともにコチュジャンだれで炒めた1皿。どちらも量がかなり多い。キンパも最後まで手が伸びる。韓国焼酎は11種類そろうので、屋台料理に合わせるならこちらから選びたい。
席数は20席、カウンターはなくテーブル席のみ。店内には韓国アイドルのミュージックビデオが流れ続け、周囲のテーブルからは日本語より韓国語のほうが多く聞こえてくる。全席喫煙可で、20歳未満は同伴であっても入店できない。子ども連れも不可という、割り切った大人の店だ。
観光地化した通りの華やかさとは違う、韓国の日常に近い温度がある。終電を逃してからでも間に合うのがいい。新大久保で飲み直す夜には、まず名前が浮かぶ1軒だ。
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